高麗人参に関する詳細を分析

なんとなく健康に良さそうだということは知っていても、詳しいことはよく知らない「高麗人参」。
ウドやタカノツメなどの野菜と同じウコギ科で、複数年にわたり生存することができる多年草です。
原産地は中国のリャオトン半島から朝鮮半島にかけての地域で、現在も中国の東北部からロシアの沿海州にかけて分布し自生しています。

呼び名は高麗人参(こうらいにんじん)の他に、朝鮮人参(ちょうせんにんじん)、御種人参(おたねにんじん)、単に人蔘(にんじん)と呼ばれることもあります。
ただし、一般に知られている野菜の人参はセリ科なので、似たような近類種ではなく、本来は全く別の種なんだそうです。
元々は人蔘と呼ばれていて、中国から朝鮮半島、日本でも古くから存在を知られていて、主に薬草としてその名をはせていました。
根の部分が枝分かれして、まるで人の形のようだということから「人」という漢字が使われているんだそうです。

利用方として一番知られているのが「生薬」としての使い方です。
根の部分が主要な薬用部位で有効成分は「ジンセノサイド」。
主に動脈硬化・糖尿病・滋養強壮に効能があるとして、古くから服用されてきました。

血圧への影響ですが、低血圧の人の血圧を高める効果があると言われてきましたが、高血圧の人の血圧を下げる効果も見られるとのことです。
全く逆の働きなので驚きですよね。
皮を剥いで天日で乾燥させた「白参(はくじん)」と、皮を剥かずに湯を通して乾燥させた「紅参(こうじん)」があり、血圧を安定させたい場合は元々が高血圧でも低血圧でも「紅参」をおすすめされることが多いそうです。
中枢神経のバランスを整え、血圧を正常に戻す作用があるようです。

このような生薬としての用途以外の活用法もあります。
人蔘茶(いんさむちゃ)といって、高麗人参を煎じたものを韓国では飲用されます。
代表的な韓国料理の参鶏湯にも利用されているのは有名ですね!
その他、乾燥させていない高麗人参「水参(スサム)」をスライスしたものを蜂蜜につけてそのまま食べる方法もあるそうです。
また、高麗人参の栄養ドリンク、チューインガム、石鹸、天ぷらの材料、酒漬けなどの活用法があり、食事から健康を作る先人の知恵が受け継がれています。